バセドウ病:眼球突出について

甲状腺の病気で、たいへん気になるのが容貌の変化ではないでしょうか。症状の軽い方には、顔つきがきつくなったり、眼の輝きが強くなったり、眼症状が進行すると眼球突出の症状が現れます。

バセドウ病に特徴的な眼球の突出は、バセドウ病の3割の人に出て、特に喫煙している方に多く、まず禁煙することが重要です。

この眼球突出は、薬で甲状腺ホルモンをコントロールしても元には戻りませんが、放射線を照射するリニアック治療やステロイドパルス療法で、眼球を突出させている脂肪および外眼筋の腫大を縮小し目立たなくさせる治療方法があります。

眼球突出する眼の変化

上眼瞼の腫れ まぶたの脂肪が増えてしまうため、外観上、腫れてみえます。
上眼瞼後退 まぶたの筋肉が緊張し、まぶたが吊り上ってしまうため目が見開いたようになり、眼球が突出しているように見えます。
眼球突出 眼球の奥の脂肪組織が増えたり、眼球を動かすまわりの筋肉(外眼筋)が肥大し、奥から押し出されるために眼球突出が見られます。

眼球突出による症状

結膜充血 眼瞼後退や眼球突出のため、まぶたが閉じ切れないので角膜に傷がつきやすく、結膜が充血しやすくなります。
眼痛 同様に睡眠中もまぶたが閉じ切れないため目が乾燥し角膜に傷がつきやすく目の痛みが出現します。
複視 眼球を動かす筋肉(外眼筋)が腫大するため、両眼とも目の動きのバランスがうまくとれないので、物が二重に見えます。

眼球突出の治療方法

内科的治療 点眼液や副腎皮質ホルモン剤(ステロイドパルス療法)の投与
リニアック放射線照射 後眼窩組織への球後照射
手術