バセドウ病:抗甲状腺剤服用上の注意

バセドウ病の治療法である抗甲状腺剤はMMI(メルカゾール)、PTU(チウラジールかプロパジール)の2種類しかありません。薬は甲状腺ホルモンの合成、生産を抑制する作用があり、病気により多すぎる甲状腺ホルモンを常に正常値内に入れるよう薬の量を調節します。なお、妊娠や授乳を希望する人は、まずPTUを選択します。

甲状腺ホルモンが正常値内に入って自覚症状がなくなったからと言って、服用を中止すると数カ月で再発します。検査しながら甲状腺ホルモンの正常化により、薬を徐々に減量していき最後には1日おき1錠までになります。その状態で、TRAb(TSHレセプター抗体)やTSAb(甲状腺刺激抗体)の陰性化が数カ月続けば、薬は中止できます。

抗甲状腺剤を服用していても甲状腺ホルモンが高くなる事があります。その場合薬を増量する事になりますので、時々検査が必要です。

再発防止のため1年以上の薬の服用が必要です。薬を中止後、再発する可能性がないとは言えないため、自覚症状がなくても必ず6ヶ月に1度ずつ血液中の甲状腺ホルモンが正常のままかどうか検査が必要です。再発した場合は薬の再開が必要で、早期に治療を開始した方が早く良くなります。

薬は食事に関係なく、指示通りにきちんと服用して下さい。抗甲状腺剤と一緒に飲んではいけない薬はありません。

また、喫煙は眼球突出や治療効果が減弱しますので、直ちに禁煙が必要です。

バセドウ病の治療期間中の注意

基本は、患者さま御本人が医師の指示通り毎日かかさず薬をきちんと服用することが必要です。自覚症状が消失し、体が楽になると、つい薬の服用を忘れがちになります。そうすると、病気が悪化しやすくなりばかりでなく、なかなか治りにくく、また薬の副作用も出ることがあります。
まず禁煙し、忘れずに薬を飲み続ければ早く治っていきます。

甲状腺とは

甲状腺の病気は、20~40歳代の女性に多く見られます。一説には20人に1人はバセドウ病や橋本病など、甲状腺に病気があるとも言われております。そして適切な甲状腺の病気の診断と甲状腺の病気の治療を受ければ、健康な人と同じように毎日快適な生活が送れるようになります。しかし、甲状腺の病気である事に気づかず苦しんでいたり、また容貌や性格の変化にとまどい、悩んでいる方が少なくないようです。当サイトでは、甲状腺の病気について詳しく解説しております。このホームページが、皆様の体と心の健康を守るお役に立てば幸いです。