バセドウ病:抗甲状腺剤の副作用について

抗甲状腺剤の副作用

薬の副作用と他の薬との飲み合わせは

抗甲状腺剤、甲状腺ホルモン剤のどちらも、一緒に飲んではいけない薬はなく、他の病気で治療を受けている時も服用を続けて何の問題もありません。

しかし、抗甲状腺剤については、白血球減少症という副作用が300~500人に1人の割合で出る事があります。のどの痛みや38℃以上の高熱などの症状がでたら、ただちに薬を中止し、白血球検査を受けて下さい。

他に肝機能障害や蕁麻疹といった副作用を訴える例もありますが、バセドウ病の病気のためにすでにこうした症状が現れている人もいるので、抗甲状腺剤による副作用かどうか検査が必要です。

いずれも服用開始後3ヶ月以内に現れることが多いので、その時はすぐ主治医に申し出る事が大切です。

また、内服開始初期の2ヶ月間は、2週間に一度くらいの間隔で通院が必要です。薬の効果を見て服用量を調節するためですが、副作用の有無もチェックする必要があり、必ず指示を守って下さい。

一度服薬を中止して、また服薬を再開する場合にも同様の2週間に一度の血液検査が必要です。

白血球減少症
咽頭痛や38℃の高熱がでます。その時はすぐ薬を中止し、ご来院下さい。

肝機能障害
バセドウ病のためにすでに悪い人もいます。

かゆみ
もともとバセドウ病の症状で皮膚が過敏になり、ちょっとの刺激でかゆみが出る人が多いです。又、薬を服用後よけいにかゆみがひどくなる人がいます。かゆみは我慢しにくいので適切な治療が必要です。

● 筋肉のつれ
薬が急に効くと出現します。

血管炎症候群
非常にまれに数ヶ月から数年たってから、抗好中球細胞質抗体(ANCA)が陽性になり、関節痛、腎不全を起こすことがあります。

バセドウ病の治療期間中の注意

基本は、患者様御本人が医師の指示通り毎日かかさず薬をきちんと服用することです。自覚症状が消失し、体が楽になると、つい薬の服用を忘れがちになります。そうすると、病気が悪化しやすくなりばかりでなく、なかなか治りにくく、また薬の副作用もでることがあります。
禁煙し、忘れずに薬を飲み続ければ早く治っていきます。

甲状腺の病気は、20~40歳代の女性に多く見られます。一説には20人に1人はバセドウ病や橋本病など、甲状腺に病気があるとも言われております。そして適切な甲状腺の病気の診断と甲状腺の病気の治療を受ければ、健康な人と同じように毎日快適な生活が送れるようになります。しかし、甲状腺の病気である事に気づかず苦しんでいたり、また容貌や性格の変化にとまどい、悩んでいる方が少なくないようです。当サイトでは、甲状腺の病気について詳しく解説しております。このホームページが、皆様の体と心の健康を守るお役に立てば幸いです。