橋本病:甲状腺ホルモン剤の服用上の注意

甲状腺ホルモン剤には、レボチロキシンNaという薬があります。

薬は最初は少量ずつ投与し、徐々に増量、その人の体に合った維持量を検査しながら決めます。体の調子が良くなったからといって薬を中止してはいけません。体に足りない分を外から補充しているので、毎日決められた量を服用し、甲状腺ホルモン剤が適量かどうかを時々検査する必要があります。


薬の効果が出て、甲状腺ホルモンが正常値内に入り症状がとれるのには個人差があり、病気の程度などにより1ヶ月~4ヶ月はかかります。


薬の効果が出て、甲状腺ホルモンが正常値に入り症状がなくなったら、運動や仕事など何でも普通の人と同じようにしてかまいません。しかし薬の服用は、医師の指示通りに行なって下さい。


 それ以外では、鉄剤と一部の胃薬は2~6時間あけることが望ましいです。適量の薬を服用している限り、薬の副作用は特になく、妊娠中や授乳中でも安心して飲めます。


この薬と一緒に飲んではいけない薬はありません。ですから、他の病気で治療を受けている時も服用を続けて下さい。


ヨウ素を多く含む昆布やイソジンガーグルなどのうがい薬は、甲状腺機能低下を助長するので普通以上に食べないで下さい。昆布以外の海藻はヨウ素はあまり含まれていないので気にしないで下さい。


甲状腺に痛みや動悸や発熱などがまれに出る場合があり、一時的に甲状腺ホルモンが過剰になる事があります。いつもと違う症状が出たら、医師に申し出て下さい。