甲状腺機能検査

甲状腺機能に異常があるかどうかは、甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの血中濃度を測定すればわかります。

甲状腺ホルモンには、トリヨードサイロニン(T3)とサイロキシン(T4)という二種類があります。血液中に遊離したこの2つのフリーT3とフリーT4を測定すれば、甲状腺機能が正常か、亢進しているか、低下しているかがわかり、使用している薬の効果も調べる事ができます。

また脳下垂体から分泌されるTSHという甲状腺刺激ホルモンは、T3とT4の量をコントロールするのでTSHもあわせて測定する事により、甲状腺機能に異常があるかどうかがわかります。

TSHは脳下垂体から分泌され、甲状腺ホルモン(T3,T4)の生産を調整する甲状腺刺激ホルモンです。血液中の甲状腺ホルモン(T3,T4)が低くなるとTSHは増加し、逆に血液中の甲状腺ホルモンが多くなるとTSHが減少します。

甲状腺機能が正常な場合は、血液中のT3、T4が低下すればTSHが増え、逆に血液中のT3、T4が多くなると、TSHが減ってT3、T4の分泌を抑えようとするために、甲状腺ホルモンは常に一定量にコントロールされます。

このような調節のしくみをネガティブ・フィードバック機構といいます。

ところが甲状腺機能に異常がおこると、この調節がきかなくなり、甲状腺ホルモンの量が過剰になったり少なくなったりするのです。フリーT3、フリーT4が高くTSHが低くなれば甲状腺機能亢進症で、フリーT3、フリーT4が低くTSHが高くなれば甲状腺機能低下症となります。

甲状腺機能亢進症
甲状腺機能低下症

このように、血液のフリーT3・フリーT4・TSHの3つを測定すれば甲状腺の機能異常かどうかが簡単に診断できます。